メインの設定ファイル
mod_mime
IfDefine
Include
TypesConfig
Apache は ディレクティブ を設定ファイルに平文で書くことにより設定します。
メインの設定ファイルは普通は httpd.conf
という名前です。
このファイルの位置はコンパイル時に設定されますが、コマンドラインの
-f
フラグにより上書きできます。
その上、他の設定ファイルが Include
ディレクティブによって追加されているかもしれません。
どのディレクティブもこれらの設定ファイルのどれにでも入れられます。
Apache は起動時か再起動時のみメイン設定ファイルの変更を認識します。
Apache 1.3.13 の新しい機能として、設定ファイルが実際はディレクトリで
あるときにはそのディレクトリで見つかったすべてのファイル
(とサブディレクトリ) を解析するというものがあります。利用法としては、
バーチャルホストを追加するときに、それぞれのホストに対して小さな設定
ファイルを作り、設定ディレクトリに置くというものが挙げられます。
こうすると、単にファイルの追加、削除をすることにより全くファイルを
編集することなくバーチャルホストの追加、削除ができます。
これは自動化をずっと簡単にします。
サーバは MIME
ドキュメントタイプを含んでいるファイルも読み込みます。ファイル名は
TypesConfig
で設定され、デフォルトでは mime.types
になっています。
ディレクティブの適用範囲
Directory
DirectoryMatch
Files
FilesMatch
Location
LocationMatch
VirtualHost
メイン設定ファイルにあるディレクティブはサーバ全体に適用されます。
サーバの一部分の設定だけを変更したい場合は Directory, DirectoryMatch, Files, FilesMatch, Location, LocationMatch
セクションの中に置くことで適用範囲を決められます。
これらのセクションはその中にあるディレクティブの適用範囲を
特定のファイルシステムの位置や URL に限定します。
非常に細粒度の設定を可能にするために、
セクションを入れ子にすることもできます。
Apache は同時に多くの違うウェブサイトを扱う能力があります。
これは バーチャルホスト と呼ばれています。
特定のウェブサイトにのみ適用されるようにするために、
ディレクティブは
VirtualHost
セクションの中に置くことでも適用範囲を変えることができます。
ほとんどのディレクティブはどのセクションにでも書けますが、
中にはコンテキストによっては意味をなさないものもあります。
例えば、プロセスの作成を制御しているディレクティブはメインサーバの
コンテキストにのみ書くことができます。
どのディレクティブをどのセクションに書くことができるかを知るためには
ディレクティブの コンテキスト を調べてください。詳しい情報は、
Directory, Location, Files
セクションの動作法にあります。