mod_info サーバの設定の包括的な概観を提供する Extension mod_info.c info_module

mod_info を設定するには、以下を httpd.conf ファイルに加えます。

<Location /server-info>
SetHandler server-info
</Location>

サーバ設定の情報へのアクセスを制限するために、 Location ディレクティブの中に Limit 節を入れるとよいかもしれません。

一旦設定すると、http://your.host.example.com/server-info をアクセスすることでサーバの情報を得られるようになります。

Security Issues

一旦 mod_info がサーバに読み込まれると、 提供しているハンドラ機能はディレクトリ毎の設定ファイル (例えば .htaccess) を含む すべての設定ファイルで有効になります。 このモジュールを有効にするときはセキュリティの問題を考慮する必要が あるでしょう。

特に、このモジュールはシステムパス、ユーザ名/パスワード、 データベース名など、他の Apache モジュールの設定ディレクティブから セキュリティ上微妙な情報を漏らす可能性があります。 ですから、このモジュールはきちんとアクセス制御された環境でのみ、 注意して使ってください。

設定情報へのアクセスを制限するために、mod_authz_host を 使うのが良いでしょう。

アクセス制御 <Location /server-info>
SetHandler server-info
Order allow,deny
# Allow access from server itself
Allow from 127.0.0.1
# Additionally, allow access from local workstation
Allow from 192.168.1.17
</Location>
表示される情報の選択

デフォルトでは、サーバ情報はすべての有効なモジュールと、 各モジュールについて、モジュールが理解するディレクティブ、 実装している、フック、現時点での設定の関連するディレクティブに なっています。

server-info リクエストへクエリーを追加することで、 設定情報の他の表示形式を選ぶことができます。例えば、 http://your.host.example.com/server-info?config は すべての設定ディレクティブを表示します。

?<module-name>
指定されたモジュールに関連する情報のみ
?config
モジュールでソートせずに、設定ディレクティブのみ
?hooks
各モジュールが使用するフックのみ
?list
有効なモジュールの簡単なリストのみ
?server
基本サーバ情報のみ
既知の制限

mod_info は、元の設定ファイルを読むのではなく、 既にパースされた設定を読み込むことで情報を提供します。従って、 パース済みの設定情報の木が生成される方法による制限がいくつかあります:

AddModuleInfo server-info ハンドラにより表示されるモジュールの情報に 追加の情報を付け加える AddModuleInfo module-name string server configvirtual host Apache 1.3 以降

これは、string の内容がモジュール module-name追加情報 として HTML として解釈され、表示されるようにします。例:

AddModuleInfo mod_deflate.c 'See <a \
href="http://www.apache.org/docs-2.1/mod/mod_deflate.html">\
http://www.apache.org/docs-2.1/mod/mod_deflate.html</a>'