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Apache モジュール mod_so

説明: 起動時や再起動時に実行コードとモジュールをサーバにロードする
ステータス: Extension
モジュール識別子: so_module
ソースファイル: mod_so.c
互換性: このモジュールは Window では (常に含まれている) Base モジュールです

概要

いくつかのオペレーティングシステムでは、サーバの再コンパイルをする代わりに、 このモジュールを使用して 動的共有オブジェクト (DSO) 機構により、実行時に Apache にモジュールを読み込ませることが できます。

Unix 上では、読み込まれるコードは通常は共有オブジェクトファイル (普通 .so という拡張子が付いています) からです。 Windows 上ではこのモジュールの拡張子は .so.dll です。

警告

Apache 1.3 のモジュールを直接 Apache 2.0 で使うことはできません ― モジュールは Apache 2.0 用に動的にロードされるか、 直接組み込まれるために修正されなければなりません。

ディレクティブ

トピック

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Windows 用のロード可能なモジュールを作成する

Apache 1.3.15 と 2.0 とで Windows のモジュール名の形式は変更されました ― モジュールは mod_foo.so という名前になりました。

まだ mod_so で ApacheModuleFoo.dll という名前のモジュールも ロードされますが、新しい名前の付け方を使う方が好まれます。モジュールを 2.0 用に移植しているのであれば、2.0 の習慣に合うように名前を 修正してください。

Apache のモジュール API は UNIX と Windows 間では変更されていません。 多くのモジュールは全く変更なし、もしくは簡単な変更により Windows で実行できるようになります。ただし、それ以外の Windows には無い Unix アーキテクチャーの機能に依存したモジュールは動作しません。

モジュールが実際に動作するときは、 二つの方法のどちらかでサーバに追加することができます。まず、Unix と同様にサーバにコンパイルして組み込むことができます。Windows 用の Apache は Unix 用の Apache にある Configure プログラムがありませんので、モジュールのソースファイルを ApacheCore プロジェクトファイルに追加し、シンボルを os\win32\modules.c ファイルに追加する必要があります。

二つ目はモジュールを DLL としてコンパイルする方法です。 DLL は共有ライブラリで、実行時に LoadModule ディレクティブによりサーバに読み込むことができます。これらのモジュール DLL はそのまま配布することが可能で、サーバを再コンパイルすることなく、Windows 用の Apache のすべてのインストールで実行することができます。

モジュール DLL を作成するためには、 モジュールの作成に小さな変更を行なう必要があります。 つまり、モジュールのレコード (これは後で作成されます。 以下を参照してください) が DLL からエクスポートされなければなりません。 これを行なうには、AP_MODULE_DECLARE_DATA (Apache のヘッダファイルで定義されています) をモジュールのモジュールレコード 定義の部分に追加してください。たとえば、モジュールに

module foo_module;

があるとすると、それを次のもので置き換えてください。

module AP_MODULE_DECLARE_DATA foo_module;

Unix 上でもこのモジュールを 変更無しで使い続けられるように、このマクロは Windows 上でのみ効力を持ちます。.DEF ファイルの方を良く知っているという場合は、 代わりにそれを使ってモジュールレコードを エクスポートすることもできます。

さあ、あなたのモジュールの DLL を作成しましょう。これを、 libhttpd.lib 共有ライブラリがコンパイルされたときに作成された ibhttpd.lib エクスポートライブラリとリンクしてください。この時に、 Apache のヘッダファイルが正しい位置にあるように、 コンパイラの設定を変える必要があるかもしれません。 このライブラリはサーバルートの modules ディレクトリにあります。 ビルド環境が正しく設定されるように、既存のモジュール用の .dsp を 取ってくるのが一番良いでしょう。もしくは、あなたの .dsp と コンパイラとリンクのオプションを比較する、というものでも良いです。

これで DLL 版のモジュールが作成されているはずです。 サーバルートの modules ディレクトリにモジュールを置いて、 LoadModule ディレクティブを使って読み込んでください。

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LoadFile ディレクティブ

説明: 指定されたオブジェクトファイルやライブラリをリンクする
構文: LoadFile filename [filename] ...
コンテキスト: サーバ設定ファイル
ステータス: Extension
モジュール: mod_so

LoadFile ディレクティブは、サーバが起動されたときや再起動されたときに、 指定されたオブジェクトファイルやライブラリをリンクします。 これはモジュールが動作するために必要になるかもしれない追加の コードを読み込むために使用されます。Filename は絶対パスか、ServerRoot からの相対パスです。

例:

LoadFile libexec/libxmlparse.so

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LoadModule ディレクティブ

説明: オブジェクトファイルやライブラリをリンクし、使用モジュールの リストに追加する
構文: LoadModule module filename
コンテキスト: サーバ設定ファイル
ステータス: Extension
モジュール: mod_so

LoadModule ディレクティブは filename というオブジェクトファイルおよびライブラリをリンクし、module という名前のモジュールの構造をアクティブなモジュールのリストに追加します。 Module はファイル中の module 型の外部変数の名前で、モジュールのドキュメントに モジュール識別子として書かれているものです。例 :

LoadModule status_module modules/mod_status.so

これは ServerRoot の modules サブディレクトリから指定された名前の モジュールをロードします。