mod_status サーバの活動状況と性能に関する情報を提供する Base mod_status.c status_module

この Status モジュールによりサーバ管理者はサーバがどのくらい の性能で動作しているかを知ることができるようになります。 現時点でのサーバの統計情報を読みやすい形式で表した HTML ページが 表示されます。必要であれば、このページは自動的にリフレッシュさせる こともできます (互換性のあるブラウザを使用している場合)。 別に、現時点でのサーバの状態を単純な機械読み取り可能なリストで 表すページもあります。

表示される情報は:

"(*)" の付いている情報を表示するには ExtendedStatusOn になっている必要があります。

Status を使用可能にする

example.com ドメインからのブラウザのみに対して ステータスの報告を使用可能にするには 以下のコードを httpd.conf 設定ファイルに追加します

<Location /server-status>
SetHandler server-status

Order Deny,Allow
Deny from all
Allow from .example.com
</Location>

これで、サーバの統計情報をウェブブラウザを使って http://your.server.name/server-status をアクセスすることにより 知ることができるようになります。

自動更新

ブラウザが「リフレッシュ」機能をサポートしていれば、ステータスページを 自動的に更新するようにできます。N 秒毎に更新させるためには http://your.server.name/server-status?refresh=N というページをアクセスしてください。

機械読み取り可能なステータスファイル

http://your.server.name/server-status?auto を アクセスすることにより、ステータスファイルの機械読み取り可能なバージョンを 得ることができます。これは自動的に実行されるときに便利です。 Apache の /support ディレクトリにある Perl プログラム log_server_status を見てください。

mod_status がサーバに組み込まれている 場合、ハンドラの機能はディレクトリのファイル (すなわち.htaccess) も含むすべての 設定ファイルで使用可能になることには注意をしておく必要があります。 これは、サイトによってはセキュリティに関する望ましくない結果を もたらすことがあるかもしれません。
ExtendedStatus 各リクエストに対して拡張ステータス情報を保存する ExtendedStatus On|Off ExtendedStatus Off server config

この設定はサーバ全体に対して適用され、バーチャルホスト毎に 変更することはできません。拡張ステータス情報の収集はサーバの 動作を遅くすることがあります。

SeeRequestTail リクエストの最初の 63 文字か最後の 63 文字 のどちらを mod_status が表示するかを決める SeeRequestTail On|Off SeeRequestTail Off server config Apache 2.2.7 以降

ExtendedStatus On に設定すると mod_status は処理中のリクエストの文字列を表示します。 歴史的な理由で、リクエストのうちの63文字だけが表示用に記録されます。 このディレクティブで、最初の63文字を記録する(従来からの動作、 そして現在もデフォルト)か、最後の63文字を記録するかを決めます。 もちろん、リクエストの長さが64文字以上のときに効果があります 63文字以下だと結果的に同じ動作

Apache が GET /disk1/storage/apache/htdocs/images/imagestore1/food/apples.jpg HTTP/1.1 というリクエストを扱っているとき、 mod_status は以下のように表示します:

Off (デフォルト) GET /disk1/storage/apache/htdocs/images/imagestore1/food/fruits
On orage/apache/htdocs/images/imagestore1/food/apples.jpg HTTP/1.1